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農業界から反発強まるTPP対日協議 (1/4ページ)

2014.6.10 10:00

TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)をめぐる閣僚会合での共同記者会見を終え、言葉を交わすマイケル・フロマン米通商代表(左)と甘利明(あまり・あきら)TPP担当相=2014年5月20日、シンガポール(共同)

TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)をめぐる閣僚会合での共同記者会見を終え、言葉を交わすマイケル・フロマン米通商代表(左)と甘利明(あまり・あきら)TPP担当相=2014年5月20日、シンガポール(共同)【拡大】

 【アメリカを読む】

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)をめぐる日米協議に対し、米農業界からの反発が強まっている。日本が牛肉、豚肉などの重要品目を「聖域」とし、関税撤廃の例外とするよう求めていることを受けたもので、「日本をTPP交渉から外すべきだ」との強硬論も出ている。ただし各業界が公表した声明には反発の強さにバラツキもみられ、必ずしも強硬論一色ではないとの指摘もある。バラク・オバマ大統領(52)にはTPP合意を11月の中間選挙でのアピール材料にしたいとの思惑もあり、国内の反応を見据えながら、日本との合意の判断を慎重に見極める考えだ。

 業界ごとに温度差

 「豚肉への差額関税制度とすべての関税撤廃を求める」。全米豚肉生産者協議会は5月28日に公表した単独声明で日本に対して完全な市場開放を迫った。

 豚肉業界が反発を強めるのは、日本による重要品目の聖域化の動きがより明確になってきたからだ。甘利明(あまり・あきら)TPP担当相(64)は5月19~20日にシンガポールで開かれたTPP閣僚会合に際し、「関税を撤廃することはできない」と表明した。豚肉業界はこうした日本の動きへの警戒感を強めており、日本が関税撤廃に応じない場合は日本抜きでTPP交渉を進めるべきだとしている。

米国の農業界 温度差も

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