セブン&アイ・ホールディングス(HD)は、グループの百貨店、専門店などで取り扱う商品のネット通販で、最速で当日中に購入者の指定したコンビニエンスストア「セブン-イレブン」で受け取れるサービスを始める。来年秋にも首都圏のセブン-イレブン約7000店でスタートし、順次拡大する。
ネット通販各社は、商品引き渡しの短期間化を進めているが、同社では、既存の配送インフラを活用するコンビニ受け取りを強化し、ネット通販自体の利便性を上げる考えだ。
セブン&アイでは、グループのネット事業の物流拠点を近く埼玉県久喜市に稼動させる。ここにイトーヨーカ堂、そごう・西武、ロフト、赤ちゃん本舗などの商品を集める。各社に入ったネット通販の注文に応じて、指定されたセブン-イレブンの店舗に商品を搬送する。午前7時までに注文された場合、当日の午後7時には店頭で商品を引き渡せるようにする。