ローソンは28日、高知県を地盤とするスーパーのサニーマート(高知市)とエリアフランチャイズ(FC)契約を結ぶことで合意したと発表した。サニーマートは子会社を通じたコンビニチェーン「スリーエフ」とのエリアFC契約を終結させる。高知県内のスリーエフ66店舗は来春にもローソンに転換する。
ローソンは現在67店舗を同県内で展開し、新しい契約で、133店舗に倍増する。一方、関東・四国で展開するスリーエフは1割の店を失うことになる。
FC切り替えの動きは各社にも広がっている。2015年2月期は、サークルKサンクスの総店舗数が3年ぶりに減少するが、京都府などで「サンクス」約100店を運営していたFC加盟企業がローソンにくら替えするためだ。コンビニ関係者は「収益が上がらないチェーンから、集客や売り上げが見込めるチェーンへ加盟店が移る動きは広がる可能性がある」と指摘。大手以外のコンビニでのFC加盟店の切り替えが広がりそうな状況だ。