ダイエーの村井正平社長は「各地に『ダイエー』や『イオン』が混在し、販売促進一つとっても非効率だった。過去に『ジャスコ』『サティ』をなくした経緯もあるが、1業態1ブランドが最良だ」と説明した。
イオンの岡田元也社長は「ダイエーはリストラに次ぐリストラで、消費者ニーズの変化に対応できていなかった」と会見で指摘。昨年来注力している50歳代以上を狙った商品・サービスなどをダイエーへ積極導入し、“イオン化”を強める考えを示した。
ダイエーは同日、15年2月期の連結最終損益予想を下方修正し、最終赤字が当初想定の60億円から175億円に拡大する見込みだと発表。岡田社長は「ダイエーは新たな成長戦略が待ったなしの状況だ」と強調した。