イオンは24日、連結子会社で最終赤字が6期続いているダイエーの抜本改革に向け、来春にも完全子会社化すると発表した。イオングループのスーパー「マックスバリュ」などと店舗網を再編、「ダイエー」の屋号は4年以内をめどに消滅する。
東京証券取引所第1部のダイエー株は、2014年12月26日付で上場廃止となる。今後は首都圏・京阪神中心のスーパーとして粗利率が高い「中食」など食品事業へ特化を急ぐとともに、店舗再編でコスト削減を急ぐ。
京阪神のマックスバリュや「コーヨー」の運営はダイエーに集約、逆に北海道と九州ではイオン側に集約する。ただグループ全体のブランド力強化を図るため、ダイエーを含む各スーパーの屋号は「イオンフードスタイル」などに統一していくという。