「ダイエー」屋号は消滅へ イオン岡田社長「新成長戦略が待ったなしの状況」 (1/3ページ)

2014.9.25 05:42

ダイエーの完全子会社化を発表するイオンの岡田元也社長。奥はダイエーの村井正平社長=24日、東京都千代田区

ダイエーの完全子会社化を発表するイオンの岡田元也社長。奥はダイエーの村井正平社長=24日、東京都千代田区【拡大】

 イオンは24日、連結子会社で最終赤字が6期続いているダイエーの抜本改革に向け、来春にも完全子会社化すると発表した。イオングループのスーパー「マックスバリュ」などと店舗網を再編、「ダイエー」の屋号は4年以内をめどに消滅する。

 東京証券取引所第1部のダイエー株は、2014年12月26日付で上場廃止となる。今後は首都圏・京阪神中心のスーパーとして粗利率が高い「中食」など食品事業へ特化を急ぐとともに、店舗再編でコスト削減を急ぐ。

 京阪神のマックスバリュや「コーヨー」の運営はダイエーに集約、逆に北海道と九州ではイオン側に集約する。ただグループ全体のブランド力強化を図るため、ダイエーを含む各スーパーの屋号は「イオンフードスタイル」などに統一していくという。

「ダイエーはリストラに次ぐリストラで、消費者ニーズの変化に対応できていなかった」

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