他社も積極的だ。三菱電機は3.5合炊きと小人数用ながら、おいしくご飯が炊けるという小型IHジャー炊飯器「本炭釜」を今年2月に投入。実勢価格は税別5万円と高めながらも販売は堅調という。同社によると「60代以上の36%が小容量タイプを求めている」(広報部)といい、対応製品を今後拡充する方針だ。東芝ライフスタイルは10月に、手の力の弱い人でも軽く触れるだけでドアが開く冷蔵庫の新製品を発売する。
シャープは8月、オーブンレンジ「ヘルシオ」にシニアの夫婦2人世帯を想定した「AX-SA100」(想定価格は税別で10万円前後)を追加。液晶操作ボタンを大きく表示できる「デカボタン」を搭載し、本体も小型化した。