クルマは自分のおしゃれアイテムのひとつであるべき
レクサスは25年前に米国で生まれて、日本ではいま9年目。来年で10年になりますが、日本だと、色が黒で、いわゆる大手町、霞ヶ関、永田町で、運転手さんが付いてお客さんが後ろに乗るクルマになってしまっていました。
でも、われわれのボスであるトヨタの豊田章男社長は「レクサスは自分が運転して楽しいクルマであるべきだ」といいます。「クルマは自分のおしゃれアイテムのひとつであるべきだ、乗って楽しく、走って楽しいクルマを」という考えなのです。
それで2012年6月にトヨタの社内に社長直轄の「レクサス」という部署ができました。いろんな部署から人が集まって、「とにかくレクサスはかっこいいブランドになるべきだ」と常に言っている。「かっこいい」を実際の形にすると十人十色でしょうが、「かっこいい」という領域にスポンとはまるようなブランドにしていきたい。それがメンバー全員の思いなのですね。