【レクサスブランドの現状と今後の展望】(1)
東京・南青山の「INTERSECT BY LEXUS - TOKYO (インターセクト バイ レクサス 東京)」を知っているだろうか。昨年8月のオープン以来、「骨董通り」のおしゃれな街並みに自然に溶け込み、知る人ぞ知るスペースになっている。トヨタ自動車の高級ブランド「レクサス」のこれからを表現するスペースだという。具体的にはどういうことなのか、レクサスブランドマネジメント部でグローバルコミュニケーショングループ長を務める河辺徹也氏に話を聞いた。連載で紹介する。(文・早坂礼子、カメラ・瀧誠四郎)
インターセクトは「ライフスタイルを提供する場所」
このスペースはレクサスブランドを見ていただくブティックギャラリーです。ギャラリーや服飾アイテムや日用小物のショップがあり、カフェやレストランもある。新しい価値観に基づいたライフスタイルを提供する場所なのです。クルマにできるだけ触れないでクルマと同じ価値を提供する、といいましょうか。
「インターセクト」という言葉は人と人とが交わる場所という意味ですが、いろいろな分野の人がここで出会い、交わることで、新しい化学反応が生まれていく場所になればと思っています。ここに来れば自分たちが学びたいスタイルや知りたい情報、会ってなにかを一緒にしたい人たちが集まってくる場所を目指しています。