日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が4日発表した平成25年度の車名別国内新車販売は、上位10車種のうち軽自動車が過去最多の7車種を占めた。消費税増税前に、価格に敏感とされる軽自動車ユーザーの買い替えが進んだためとみられる。
トヨタ自動車の小型ハイブリッド車(HV)「アクア」が2年連続の首位で、前年度比8・1%減の25万9686台。2位もトヨタのHV「プリウス」で、10・3%減の25万1915台だった。
上位10車種は、3位にホンダ「N-BOX」が入ったほか、5~10位も軽。それ以外はすべてHVで、消費者の低燃費志向が鮮明だった。
同時に発表された3月の車名別販売台数では、ホンダの小型車「フィット」が前年同月比57・0%増の3万1921台と伸び、2カ月ぶりに首位となった。