監督は「アドリブでやります」とふんばったものの、司会者の助け舟にもフリーズ。ついに「すみません。申し訳ない、申し訳ない…」と述べると身を翻し、ステージを去った。
商品PRを目的とした台本は当然、厳選された言葉で書かれている。監督は新製品がアクション大作映画を見るのにいかに適しているかを語るはずだったが、台本が表示されなかったハプニングに、監督は“逃亡”するしかなかった。
後日、監督は自身のブログで「CESで恥をかいた。ライヴショーは得意ではないようだ」と釈明した。サムスン側とは「和解」が成立したらしい。
「スマホの次」見られず
今回CESで2度の汚点を残したサムスン。実は、業績の方も絶好調とはいかないようだ。サムスンは韓国の国内総生産(GDP)の約2割を占めるが、2013年10~12月期連結営業利益は2年ぶりに減益となった。