日本製の紙おむつ、なぜ生産が伸びているのか 少子高齢化でも順風 (1/5ページ)

2013.12.24 06:00

大王製紙が上海で開いた「ママ教室」。おむつ交換などを教える教室開催を通じ、製品の品質などをアピールしている(大王製紙提供)

大王製紙が上海で開いた「ママ教室」。おむつ交換などを教える教室開催を通じ、製品の品質などをアピールしている(大王製紙提供)【拡大】

 少子化の中、子供用紙おむつの生産が拡大している。高機能な日本製が中国をはじめとするアジアで人気を博し、アジア需要が拡大しているのも一因だが、国内でも「おむつを外すのを急がない」などと育児感が変化した影響で、従来の「ビッグ」より大きいサイズも登場。子供のおむつ使用期間が延びているのだ。高齢化で大人用おむつの需要拡大も続いており、おむつ業界には順風が吹いている。

 中国人「運び屋」が…

 日本衛生材料工業連合会(日衛連)によると、今年7~9月の幼児用紙おむつの生産量は27億6561万枚で、前年同期比19%と大幅に増えた。平成24年の年間生産量も前年比10%増の95億9067万枚で、日衛連の担当者は「幼児用おむつの増加はここ2~3年の傾向だが、今年は特に顕著だ」という。

 国内最大手のおむつメーカーで「ムーニー」などのブランドを持つユニ・チャームの平成25年9月中間決算は、売上高が2886億円、営業利益も320億円で過去最高を記録。おむつの堅調な売り上げが牽引(けんいん)している。

「正確には特定できないが、海外、特に…」

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