お年玉で始める金銭教育 使い道は親子で話し合って (1/4ページ)

2013.12.22 07:05

 「お年玉」として子供がまとまったお金を手にするお正月。親が全額預かったり子供に全てを任せたりするのではなく、親子で話し合って使い道を決めよう。子供がある程度成長していれば小遣い帳を渡し、金銭教育を始めるチャンスでもある。(竹岡伸晃)

 「意味」と「使い方」

 川崎信用金庫(川崎市川崎区)が今年1月、川崎市全域、横浜市と東京都の一部で行った調査によると、今年の正月に子供たちが手にしたお年玉の平均は2万6035円。低学年(1~3年生)の平均は2万1480円、高学年(4~6年生)では3万964円だった。

 「金銭教育を子供の頃から受けておけば、収入の範囲内でやりくりする力が身に付き、大人になっても困らない」。NPO法人「おかねの楽校(がっこう)」(千葉県松戸市)理事長のファイナンシャルプランナー、安江巧さんは、こう力を込める。同法人では、すごろく形式の「おこづかいゲーム」や地元の祭りでの屋台経営を通じて小学生に金銭教育を行っている。

「なぜもらえるのか、子供に考えさせてほしい」

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