DeNAは16日、教育事業に本格参入すると発表した。スマートフォン(高機能携帯電話)向けのアプリである「アプリゼミ」の配信を通して、生まれたときからスマホがある世代にDeNAブランドを浸透させる。
第1弾として、来年4月に小学校入学予定の子供向けの講座「小学校入学準備号」(無料)の配信をきょうから開始した。4月からは、小学1年生向け講座を6月末まで無料で提供する。7月以降は月額980円。最終的には高校生まで対象を広げる計画。
アプリの企画・監修はNHKエデュケーショナルや小学校教諭らが担当する。
このうち小学1年向け講座は算数と国語、英語の3科目を配信する。英語は小学校低学年向けに独自開発する。1日当たりの学習時間の目安は約10分。習熟度に合わせてキャラクターが成長する仕掛けも導入する。
DeNAの守安功社長は「中長期的には、日本の通信教育で、利用者が最も多い教材にしていきたい」と話していた。