ユーザーの低燃費志向が強まるなか自動車各社の競争は激しくなる一方だ。乗用車ではマツダと富士重工業が今年初めてHVを投入したほか、トヨタも代表的ブランド「カローラ」のHVを発売。
軽自動車ではスズキが12月18日に発売する「アルト エコ」(35.0キロ)が、8月発売のダイハツ工業「ミライース」(33.4キロ)を抜いて軽自動車の燃費首位を奪還した。
来年4月の消費税増税に伴い国内では駆け込み需要が見込まれており、購入の決め手となる燃費性能は各社とも譲れないところだ。
HV技術に絶対の自信を持つトヨタだけに、担当者は「(燃費向上の手段は)日々考えている。限界はない」と自信をみせるものの、デッドヒートは今後も続きそうだ。