ほかにも、アイドリングストップした累積時間を表示したり、エコ運転のレベルを葉っぱの数で表したりする「ECOスコア」を三菱車として初めて取り入れた。岡本氏は「自分のエコ運転をゲーム感覚で実感できる楽しみがある」と話す。
三菱自は4つの分野で、環境対応車の強化を図っている。1つ目はガソリン1リットル当たり27.2キロという低燃費を達成した世界戦略車「ミラージュ」のように、ガソリン車の燃費を追求すること。2つ目はガソリン車より低燃費のクリーンディーゼルエンジン搭載車の拡充。3つ目は「アイ・ミーブ」に代表される電気自動車(EV)。そして4つ目に、来年初めに発売予定のプラグインハイブリッド車(PHV)「アウトランダーPHEV」だ。
「エコカー全包囲網」ともいえるラインアップで「まんべんなく力を入れていく」(益子修社長)。その中でも、「アウトランダーPHEV」は、同社の強みであるSUVとPHVを組み合わせることで「走りを楽しむPHV」という独自路線でシェア拡大を狙う構えだ。(古川有希)