【クルマ人】日産「ノート」内燃機関の限界に挑む 強敵「フィット」とも戦える仕上がり (2/4ページ)

2012.9.16 07:00

日産自動車「ノート」と水口美絵チーフ・プロダクト・スペシャリスト

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 --そのための改良点は

 「ティーダは上級セダンからの乗り換えを意識していたため、セダン風の高級志向だった。ノートは1500ccエンジンを積んで、走りはしっかりしていたが、価格は高めだった。そのため、『ビギニングファミリー』をとれず、日産では「セレナ」などのミニバンでこの層をとりにいっていた。しかし、競合他社はこういった層をコンパクトカーでしっかりとっていた。新型ノートでは、その点を強く意識している」

 --ホンダの小型車「フィット」との競合が予想される

 「確かにフィットはいろんな年代にまんべんなく受け入れられており、参考にした。勉強すればするほど、ちゃんとできたいいクルマだとわかった。これを意識して作り込んだし、価格面でも、エントリーグレードでは、フィットと戦えるような設定にした」

 --今回は、クラストップの低燃費が売りだ

 「先代ノートは(ガソリン1リットルで)18キロ(走行)相当だったが、新型は25・2キロで、4割の性能向上だ。燃費はもはや時代のリクエストだ。これを避けて通ることはできない。それ上で、パワーがある。デザイン面でもこの特長がはっきりするような外観になるよう意識した。先代はスタティックなデザインで、年配の方には好評だったが、今回は乗っている人が快活にみえるように、はつらつとしたデザインとした。『スカッシュライン』というサイドの新デザインも見てほしい」

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