勝俣会長「取締役一人一人採決せよと動議がでました。私としては、一括して採決させて頂きたいと思います。この動議に賛成の方は挙手を。反対の方は挙手を。反対多数と認めます。本義案は可決されました」
《株主が数人、会長に詰め寄ろうとするが、会長は議事を進行する》
勝俣会長「お席にお座りください。監査役2人を一括選任をお願いする議案であります。本議案について質問はありませんか。杖を挙げている方」
男性株主「他の株主の方の話、何度も出てますが、他の会場での賛否について、どのように把握しいるのか」
女性株主「毎年、私たちは、賛否の数を明確に数えろと言っています。事前に、議決権を委任された方がいるために、賛否が決まっているのでしたら、何のために株主総会を開くんですか。福島だけでなくて、世界中をチェルノブイリ以上の恐怖に陥れたわけですよ! 被災地で謝った時も、座布団の上に座ったまま頭下げただけじゃないですか…」
勝俣会長「すみません、マイクを少し離してください」
女性株主「しかも今日はいすに座ったままで、何ですかその態度は。質問は今から言います。あなた方では、数カ月、数年にわたり、事故は収束できない。役員の継続なんてとんでもない。質問を言います。1991年から20年間、株主総会で議案を出した、原発が無くても電力は足りると言ってきました。原発を推進して、どれだけのメリットがあるか、一人一人答えてください」
会長「清水社長から代表してお答えさえて頂きます」
《大きなヤジが飛ぶが、清水正孝社長1人だけが質問に答える》
清水社長「今の事態の収束に全力を挙げます。在り方全体について、事故の調査結果、国のエネルギー政策全体の議論を踏まえながら、考えていく問題と認識しています」