《築館勝利監査役が回答に立つ》
築館監査役「事故等に関わる職務執行について監査を実施していますが、法令違反などの重大な事実は認められていません。会計監査については、会計監査人より説明を受けるとともに、監査人も自ら実施しました。結果、会計監査人の監査は相当と認めました。引き続き厳正な監査を続けます。企業継続の前提について、不確実性があるのは指摘の通りですが、政府が作成した枠組みについては、継続企業を前提として計算書類を作成しています」
《事前に文書で受け取った質問への回答は終了した。続いて、出席者からの質問に移る。大きな叫び声やヤジが響く》
株主「回答が山のように漏れているので、追加で聞きます。原賠法の異常な災害というのは、事業者が勝手に決められるのか。裁判で決められることではないんですか。賠償責任が無いような言い方をして、賠償金払いますというのは、(賠償金は)施しですか。何を考えてるんですか、この会社は。以前も福島原発の1、2、3号機の廃炉を提案しました。その責任をどのようにとるのか、はっきりしてください。それから水問題です。水の放射性物質について、一切公表しようとしていません。ストロンチウムの放出量を出したのは文科省です。放射性物質の濃度を正確に公表しないんですか。汚染水の放射性物質の濃度を公表してください。それから最後です、原発作業者の被爆をどう考えているのか」