《原発撤退を求める第3号議案質疑応答に入る》
勝俣会長「株主議案に対し、取締役会としては反対だがご質問を」
男性株主「東電は福島の物産を購入するべきだ。また監査法人、監査役は自信を持って報告書などを出しているのか。実質的にこの会社は倒産状態だ。なのに、なぜ従業員、役員にこれだけの報酬を払っているのですか。このままだと、ここにいる株主は、自己破産だ」
広瀬常務「私ども、社員ボランティアでサークルを作り、福島を訪れたり、物産を食べたりしている。今後も努めたい」
築舘監査役「会計監査は、監査役が常に説明を受けている。22年度決算も会計監査人の考え方を詳細に聞いている。執行部は、その事業報告を受けている。会計監査人のあり方は適正と考えている」
男性株主「原賠法の免責条項を主張するならば、何十兆円を支払わなくて良い。免責条項を主張するのかどうなのか。会社は、16条に基づいて国に援助要請している。損害賠償するが、金が足りない。だから、国に援助をといっている。損害賠償を認めてしまっているんだ。都合のいいところは国の支援。都合の悪いところは免責だ。それでは説明できないだろう」
勝俣会長「損害賠償審査会で、この問題については審議していきます」
(次ページ)国のどの立場の誰から担保をもらっているのか