《開始から2時間以上が経過しても、株主からの質問はまったくとぎれる様子がない》
勝俣会長「はい。ほかにご質問いかがでしょうか」
株主「東日本と西日本では電気の周波数が違う。西で余っているのに東に送れないと聞いた。周波数を合わせる対応は。周波数を送る設備はどうか」
勝俣会長「周波数の統一の件だと思います。藤本副社長から」
藤本副社長「周波数統一については、わたしどもは50ヘルツ、中部以西は60ヘルツ。統一するということは、発電機、それから変電設備、送電設備、お客が持つ設備をすべてどちらかに標準化する必要があります。それには時間に加え、金銭的な問題も含めた課題があります。全日本で統一することは難しいのが実情です。東西の融合をどうするかという点では3カ所の周波数の変換所があります。これは西から東、東から西へ相互に融通しあうことができます。しかし、現在は、100万キロワットしか融通できない状況です。ここの容量を拡大して、東西連携を強めていきたいと考えています」
勝俣会長「ほかに質問いかがでしょうか」