(5)「企業年金も合理化対象」 株主から「許せない」の声に戻る
《株主の質問が続く》
男性株主「環境に悪影響を与えず、地球温暖化によるCO2を増やさないために太陽光発電など自然エネルギーをもっと推進すべきだが、どうお考えか」
清水正孝社長「太陽光など再生可能エネルギー拡大は、CO2を排出しないものとして、すでに3カ所のメガソーラーを持っている。現在、地元と協議をしながら鋭意取り組んでいる」
男性株主「東電の経営は大学教授ができるほど暇なのか。役員選任の考え方は」
清水社長「社外取締役の話だと思うが、経験を生かした監督を頂いている」
男性株主「少数株主には1株6000円を配当するという償いをしてはどうか」
清水社長「厳しい状況の中で、配当は本年は難しい。ご理解願います」
男性株主「23年度の収支状況は」
清水社長「今後の需供の動向を見極めるのは困難。23年度の業績予想は未定。開示については一定の見通しが出たら、お示しする」
男性株主「この会場は冷房が弱めだが、役員室の冷房はがんがんに冷えているのでしょうか」
藤原副社長「東電グループ全体で25%節電している。役員室も例外ではない」
男性株主「放射能汚染をいつもおそろしいと感じている。ニュースで見ても、危ない状態だ。国に対策をしてもらいたいがどうか」