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憧れのバーに行こう!(上) グラス傾け…格好いい大人の利用法
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まずはバーに行く前に、「格好いい大人」の「志友舎」代表、宮本秀範さん(左から3人目)への公開インタビューでお勉強=2013(平成25)年8月10日(3大学合同、有志学生記者撮影)
仕事と遊びをスマートに両立する格好いい大人になりたい」。そう願う学生記者たちが注目したのが、「バー」だ。カウンターでロックグラスを傾け、静かに飲んでいる。そんなシーンに憧れるが、居酒屋しかいったことのない学生たちには敷居が高い。「どう振る舞えばいいの?」「場違いじゃない?」「追い返されない?」。不安だらけの学生記者たちが、大人の世界に続くバーの扉を押した。
□今週のリポーター 3大学合同 有志学生記者
≪入門編:「志友舎」代表 宮本秀範さんに聞く≫
誰もが人生を楽しみたいと思っている。学生時代は自由に遊ぶことができるとしても、社会人になって仕事をしながら、自分の楽しみの時間を持つことができるのだろうか。仕事と個人の生活を両立させる「ワーク・ライフ・バランス」という言葉をよく聞くが、どうせなら格好良くスマートに仕事も遊びもこなす社会人になりたい。
学生が憧れる「仕事のできる大人」たちは、どんな遊びを楽しんでいるのだろう。そこで注目したのが、「バー」だ。
若者のお酒離れが進んでいるといわれるが、実際、周りにはバーに行ったことのない学生は少なくない。
大人がお酒や会話を楽しむおしゃれで格好いい空間というイメージはあるが、格式が高そうで、店でどう振る舞えばいいのかわからない。学生には場違いなのではないかと気が引ける。それでも行ってみたい。いきなり、バーの扉を押すのはハードルが高すぎる。まずは、「仕事のできる大人」に話を聞くことにした。
「公開インタビュー」に応じてくれたのは、多くのベンチャーの起業にかかわり、現在は学生の人材育成などを手掛ける「志友舎」の代表を務める宮本秀範さん(27)。学生時代に、「世界一周大学巡りプロジェクト」を立ち上げ、27カ国51大学を巡ったという行動派だ。
「何事も自己投資だと思って積極的に取り組んできた。バーに行くことも、その一つ」と宮本さんは言う。
そもそも宮本さんは何のためにバーに行くのだろうか。「おいしいお酒を飲むため、気の合う友達と話すため。もちろんそうした理由もあるが、一番は、非日常的な空間に浸り、インスピレーションを得るため」と、答えてくれた。
「普段はしない会話を楽しんだり、考え事をしたり、自分を見つめ直したりする場所としても利用する」という。
さらにバーの一番の魅力として、「会話の架け橋となってくれるバーテンダーがいること」を挙げ、「少し距離のある人と距離を縮めたいときに利用するのがお勧め」と、推奨する。
「例えば、初めて会った友人の知り合いと、思いがけず話が合うという経験をしたことがあると思う。それは、友人を通じて話をするので、会話の糸口がつかみやすいから。人と関係を築きたい場合も、仲介者がいると話題のきっかけがつかめて話が弾む」と、仲介者の効果を指摘する。
「行きつけのバーをつくっておけば、バーテンダーを味方につけて仲介者の役割をしてもらい、話をしやすい環境をつくってもらうこともできる」
これをビジネスに使わない手はない。「商談相手との関係を深めたいときに、2軒目として行きつけのバーを紹介することもあるし、最初から商談場所としてバーを使うこともある」という。
バーテンダーと仲良くなるにはどうすればいいのだろう。「一番簡単なのは、お勧めのお酒について聞いてみること。そのお店のこだわりを知ることができ、お酒についてのうんちくも学べる。お酒にまつわる話は、本当に奥深く、話題は尽きない」とアドバイスしてくれた。仕事のできる大人はやっぱり格好いい!(今週のリポーター:3大学合同 有志学生記者/SANKEI EXPRESS)
3大学合同 有志学生記者
取材、記事、写真:横浜市立大学4年 鈴木光平、東洋大学4年 青天目(なばため)光、獨協大学3年 篠原誠宏