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ALL JAPAN プロジェクト始動(下) 合言葉は「日本をつなごう!」

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ALL JAPAN プロジェクト始動(下) 合言葉は「日本をつなごう!」

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8月24日に開かれた西日本決起集会の参加者たち=2013(平成25)年、香川県高松市(提供写真)  「日本をつなごう!」を合言葉にしたAJP2014には、外務省や経済産業省などの行政組織のほか、大企業や経済団体、地域団体の協力・後援・共催が内定し、名実ともに「オール・ジャパン」が一丸となるイベントになりつつある。開催2日間で5万人の来場者を見込んでいる。「一人でも多くの人に知ってもらい、参加してほしい」というのが、実行委員会の委員全員の思いだという。木村麻子氏にAJPの趣旨や概要を聞いた。

 暮らし向上へ

 「全国各地に地域活性化や業界活性化の活動が点在している。地域が、人がもっと魅力的に輝けば、国内だけでなく世界中から『人』や『情報』が集まり、経済的・文化的な豊かさにつながる」と、木村氏。

 AJPが目指す「全国の異業種連携」の核となるイベントが、「全日本異業種連携フォーラム in Japan」だ。各地の衣、食、住、環境などあらゆる分野の業界・団体が垣根を飛び越えて一堂に会し、各業界が持つポテンシャルや課題を互いに学び、知るためのフォーラムである。そこで浮き上がってきた課題を「オール・ジャパン・チーム」の共通認識とし、全業界のベクトルを同じ方向にそろえる。それを各団体の活動指針とし、経済や文化、暮らしの向上につなげていくことを目指すという。

 また、会場には「ポテンシャル世界一!日本の物作り展示&体験コーナー」を設置する。「全国に多くの業界・団体が点在し、業界内でのPRが目立つ。業界の外にPRをする機会を作ることで、異業種間で刺激し合い、連携を模索し、新しい領域や創造につなげていきたい」という。

 異業種フォーラムや業界外へのPRには、通常のビジネスマッチングを越えた狙いがある。

 働く背中みせる

 さらにAJPには「夢を抱けないでいる子供たちに日本の素晴らしさを知ってもらい、自信や誇りを持ってほしい」という目的もある。

 開催2日目は、5月5日のこどもの日。「子供たちの未来のために」という思いを込めて日程を決めたという。

 最近の子供たちに「夢はなに?」と聞くと、「安定」という答えが返ってくることが少なくないそうだ。木村氏は「漠然とした不安があるからではないか」と分析。その上で、「日本のポテンシャルの高さ、素晴らしい文化を知ってもらえれば、それはすぐに解消できる」と、断言する。

 次世代の子供たちに、日本の製造業のもの作りや食品などの素晴らしさを伝えることで、夢や希望を持ってもらうと同時に、そこで働く大人と触れ合うことで、その背中を目指してもらいたいという思いも込められている。

 豊富なイベント

 世界一のギネス記録に挑戦するイベントも行う。大人も子供も一緒になって世界一を目指し、未来を生きる子供たちに「夢」や「勇気」だけでなく、「勝利体験」を味わってほしいと考え、企画した。

 たくさんの子供に来場してもらうため、家族連れで楽しめる工夫も盛りだくさんだ。全国各地のゆるキャラが大集結するほか、日本最大級の大獅子や現代新芸能「武楽」のパフォーマンス、これからの日本への思いを込めた花火などを催す。

 日本の転換点にふさわしいビッグイベントになりそうだ。(今週のリポーター:流通経済大学 有志学生記者 星和希/SANKEI EXPRESS

 【東日本決起大会の参加者募集】

 西日本の決起大会に続いて、東日本の決起大会が2013(平成25)年9月24日、「ちよだプラットフォームスクウェア」(東京都千代田区)で開かれる。

 ▽開催日:2013(平成25)年9月24日(火曜)

 ▽時 間:全体会合19:00~20:00(会議室)、懇親会20:00~22:00(1階カフェテリア、定員100人)

 ▽参加費:5000円(懇親会参加費を含む)

Facebookイベントページ:www.facebook.com/events/323721241094430/

問い合わせ先:all.japan.project.2014@gmail.com

※席に限りがあるため、参加ご希望の方はお問い合わせください。

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