同所を訪れていたロン・ハーバーさん(60)は「トランプ氏に投票した。政府債務が増える米国経済を心配しており、クリントン氏では解決できない」。買い物客のニッキー・エリスさん(30)も「トランプ氏を多くの人が信じている。米国は安心して住める国でなくなった」と語った。
一方、民主党候補のクリントン氏は、ガラス張りの建物「ジェイコブ・ジャビッツ・コンベンション・センター」で集会を開催。女性の社会昇進を阻む「ガラスの天井」を破るという訴えを意識した。
会場の外にまで大勢の支持者が集まったが、トランプ氏優勢が伝えられると、大きなため息がもれた。大学生のエイミー・キャロンさん(21)は「歴史的な瞬間を見届けたい」と語った。ノースカロライナ州の大学生、ケビン・ソロモンさん(18)は「ヒスパニック(中南米)系の投票率が高いことはクリントン氏に有利だ」と最後まで期待を寄せた。