ソウル中央地裁に出頭したロッテグループ創業者の長女でロッテ奨学財団理事長の辛英子容疑者=6日、ソウル(共同)【拡大】
聯合ニュースによると、財界関係者は「検察は標的とする人物の犯罪行為の証拠を確保するため、その人物をよく知る“容疑者”との間で、求刑の軽減などを条件に取引をするケースが多い」と指摘、英子容疑者は「その最適の人物」との見方を示している。
英子容疑者は武雄氏の先妻(故人)を母親にもち、2008年から12年までロッテショッピングの社長に就任、ロッテグループの流通事業を牽引してきた。
一方、韓国ロッテグループの重光昭夫会長と経営権をめぐり係争中の宏之氏は7日、「現在のロッテグループの経営体制に深刻な憂慮を表明する」などとする声明を発表、今回の逮捕を反撃材料にする考えだ。