2月の月例経済報告 海外景気判断、6カ月ぶりに下方修正

2016.2.26 05:00

 政府は25日発表した2月の月例経済報告で、米国や欧州経済の減速を踏まえ、海外景気についての判断を、前月の「アジア新興国などにおいて弱さがみられるものの、全体としては緩やかに回復している」から「弱さがみられるものの、全体としては緩やかに回復している」へと引き下げた。下方修正は昨年8月以来、6カ月ぶり。

 ドル高、原油安による企業業績悪化で設備投資が振るわず、成長の鈍化がみられる米国について、「景気は回復が続いている」から「企業部門の一部に弱めの動きもみられるが、景気は回復が続いている」へと9カ月ぶりに下方修正した。

 また、新興国向けの輸出が減速するユーロ圏も「景気は緩やかに回復している」から「企業部門の一部に弱めの動きもみられるが、景気は緩やかに回復している」へと36カ月ぶりに引き下げた。中国は「緩やかに減速している」のまま8カ月連続で据え置いた。

 一方、国内の景気判断は「このところ一部に弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」のまま前月から維持した。個人消費を7カ月連続で「総じてみれば底堅い動き」とするなど、設備投資、生産などすべての項目について判断を維持した。

 月例経済報告は、石原伸晃経済再生担当相が同日の関係閣僚会議に報告した。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。