大手資産運用会社の野村アセットマネジメントは5日、日本国債などで運用する投資信託のMMF(マネー・マネジメント・ファンド)の購入受け付けを9日から一時停止すると発表した。再開の見通しは未定としている。
日銀が1月29日にマイナス金利の導入を決めて以降、金融市場で金利低下が続き、資産の運用が厳しくなると判断した。既に保有している顧客の換金は継続する。
MMFは安全性の高い債券を中心に運用するのが特徴で、証券会社などで購入できる。これまでに大和証券投資信託委託など他の資産運用会社も、相次いでMMFの購入受け付けを停止している。