“反原発首相”菅直人氏が絶叫 地元をあきれさせた川内再稼働「狂騒劇」 (2/6ページ)

2015.9.6 07:10

川内原発の正門ゲート前で選挙さながらに演説する菅直人元首相。「安倍政権は亡国の政権だ」と政権批判を繰り広げた=8月11日午前、鹿児島県薩摩川内市

川内原発の正門ゲート前で選挙さながらに演説する菅直人元首相。「安倍政権は亡国の政権だ」と政権批判を繰り広げた=8月11日午前、鹿児島県薩摩川内市【拡大】

  • 川内原発の正門ゲート前付近で再稼働反対の声を上げる人たち=8月11日午前、鹿児島県薩摩川内市

 しかし、菅氏は「再稼働をやっぱりやめようというのであれば、大嫌いな安倍さんに拍手を送りたいが、残念ながらそうはならないでしょう」と九電批判もそこそこに政権批判を連発。「子供や孫の世代に危ないプルトニウムを作り続けて誰が責任を取るんですか。総理大臣の首を1つや2つ取ったところで責任は取れないじゃないですか」と顔を紅潮させながら絶叫してみせた。

 菅氏は再稼働前日の10日に現地入りして演説。11日も午前9時半すぎにゲート前に到着し、報道陣の取材に「政権は『原子力村』の司令塔である経済産業省にコントロールされている。原子力村の優等生が安倍さんだ」と持論を展開した。

 「史上最悪の首相」

 菅氏といえば、平成21年に誕生した民主党政権で、鳩山由紀夫氏に続いて22年6月に首相に就任。23年3月の東京電力福島第1原発事故の即時対応を誤ったことで「史上最悪の首相」などと批判され、半年後に退陣に追い込まれた。

「原発は安全を管理しながら活用すべきとの考えを180度変えた」と強調

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