ほかの加盟国は20%に届かず、韓国より下位にはスウェーデン(17・8%)、ポルトガル(16・2%)、ブルガリア(14・6%)、チリ(13・9%)などが続いた。日本は7・0%だった。
韓国の教師の給料は、平均賃金よりも高水準にあり、年金も充実している。それでも後悔している教師がいることについて、同紙は大学教授の意見として、教師の権威や公教育に対する信頼低下を指摘した。
「教師たちが行政業務にあわせた無駄な仕事をたくさんしている。師匠としての意味を探しにくくなる」との有識者の見方を紹介。「授業より行政業務をうまく処理したほうが、昇進に有利だという雰囲気」との教員の声も伝えた。
一方、教壇では、塾の授業と学校での授業の違いに戸惑う生徒もおり、教師の接し方に異論を唱える保護者から電話がかかってくることほか、生徒同士でいざこざが起きれば「弁護士事務所に依頼して訴訟する親もいる。校長が親の前でひざまずいたりする」(校長)と、殺伐とした保護者との関係のいったんが浮かぶ。