A1は21段階ある格付けの上から5番目で、Aa3の中国や韓国より下位。イスラエルやチェコと同レベルと位置付けられた。ちなみに最上位の「Aaa」は米国やドイツ、カナダなど。2番目の「Aa1」は英国、フランスなど。
ムーディーズは格下げ翌日の2日、自社のホームページで、日本国債の詳しい格下げ理由を公表した。
同社は、各国の国債を(1)経済力(2)制度の頑健性(3)財政力(4)リスクなどの感応性(対応力)-の4項目でそれぞれ15段階評価。日本は(1)(2)(4)についてはすべて上から4番目までに収まっている。とくに(2)の制度面に対しては「法の支配が非常に強く、有効な政府を持ち、腐敗の抑制が非常に強い」と大絶賛している。