スポーツカー復活! フォードGTが話題の中心に
米経済の回復とガソリン価格の下落を追い風に存在感を示したのが、スポーツカーや大型トラックだ。特にスポーツカーを『主役』に据えた自動車メーカーがかなり目立った。ホンダの高級車ブランド、アキュラは待望の新型「NSX」を世界初披露。ベールを脱いだ12日のプレスデー初日以降も、常にメディアに囲まれるモテっぷりだった。
ポルシェは「911タルガ4 GTS」を送り込んだ。トヨタはブースの中央に「FT-1」を展示してスポーツカーへの“熱意”をアピール。マセラティはコンセプトカーの「アルフィエーリ」がブースの主役を務めた。
これら高級スポーツカーを押しのけて最大級の話題をさらったのが、地元フォードが世界初公開した新型「GT」だ。人々の注意を一瞬で引きつけるダイナミックなデザインと圧倒的なオーラで来場者を魅了するなど、今回のショーで一番の目玉となったのは間違いない。レーシングカーの名車「フォード・GT」(通称:GT40)が1966年のル・マン24時間レースで初勝利を挙げてから2016年で50年。その記念となる節目の年に、今回発表した新生「GT」が市販される予定だ。