巨大感を演出するのに役立っているのが、成型色の微妙なトーンの違いによる情報量の拡大、そして、「ムーバブルアーマーシステム」と呼ばれる新しい関節可動技術の導入だ。
実際に実物大ガンダムをよく見てみると、大腿(だいたい)部や上腕部に装甲のズレがあり、装甲の引き込みやフレームの移動によって生じる隙間などを確認することできる。これが、架空の人型巨大兵器に、「今にも動き出しそう!」というリアリティーを与えているのだ。
「Ver.3.0」では、この巨大感、リアル感を徹底的に追求。「ムーバブルアーマーシステム」によって、フレームのみならず、装甲にも可動機構を持たせて装甲のズレを再現している。これまでの可動ポイントは本体→腕という2点式だったが、「ムーバブルアーマーシステム」では、本体→可動プレート→腕というように、可動を多層化。これによって、メカニカルな動きが一層リアルになり、ポージング時のディテール、表情の豊かさが格段に増している。
実際に動かしてみると、関節の曲げ伸ばしに合わせて装甲の一部も追随して動き、絶妙なズレ、隙間が生まれる。これらの可動する外部装甲は、ホワイト系の3つのトーンで色分けされたパーツが分割して動くため、本当に実在する機械が動いているかのような臨場感がある。