RX-78-2は、ファーストガンダムで主人公のアムロ・レイが搭乗した機体。MGでは、初代の「RX-78-2(Ver.1.0)」(1995年)、「Ver.1.5」(2000年)、「Ver.Ka」(2002年)、「Ver.ONE YEAR WAR 0079」(2005年)、「Ver.2.0」(2008年)に次ぐ6度目のキット化となる。
前作の「Ver.2.0」が発売されてから5年、ガンプラは、どれほどの進化を遂げたのか…。今回は、「MG 1/100 RX-78-2ガンダムVer.3.0」のサンプルキットを一足早く入手。徹底的に検証してみた。
まず、驚かされるのが、そのパーツの豊富さだ。ランナーは19枚。部品総数は約400点にも及ぶ。これは、「Ver.1.0」の約1.8倍、「Ver.2.0」と比較しても約1.1倍に相当する。
加えて、成型色も豊富で、装甲部分だけでも、ホワイト系3色、レッド系2色、ブルー系2色、イエローと、塗装をしなくてもリアリティーの高い、兵器感にあふれる仕上がりが表現できるようになっている。
全体のデザインやプロポーションは、2009年に東京都港区台場で公開され、大人気となった高さ18メートルの実物大ガンダム(現在は東京都江東区のダイバーシティ東京内に展示)に近い。「Ver.3.0」の開発コンセプトの一つは、「あの巨大立像が実際に動き出したらどうなるのか?」というものだったという。