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【米韓首脳会談】対北で同盟関係強化を確認 「対中傾斜」の韓国、疑念払拭に腐心 (5/5ページ)

2015.10.18 08:00

ホワイトハウスでの共同記者会見で、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領(左)を見つめるバラク・オバマ米大統領=2015年10月16日、米国・首都ワシントン(ゲッティ=共同)

ホワイトハウスでの共同記者会見で、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領(左)を見つめるバラク・オバマ米大統領=2015年10月16日、米国・首都ワシントン(ゲッティ=共同)【拡大】

 米外交筋は「韓国の動きから今後も目を離さないというメッセージ」が重要だと話す。米韓同盟と日米韓3カ国の協力を最優先に取り組むよう、米政権は韓国にくさびを打ち続ける構えだ。

 不安残す「主導権外交」

 米中首脳との緊密な関係を誇示、さらに日中韓首脳会談を議長国として取り仕切り、歴史問題で対立してきた日本との関係修復で先手を取る-。

 朴政権はこの秋「主導権外交」を国内向けに宣伝し、任期後半の目玉政策の一つと位置付けた。オバマ政権の期待にも応える形で、日中韓や日韓の首脳会談の11月開催にもめどをつけた。

 だが現時点で会談開催の発表はない。複数の関係者によると、中国が出席する李克強首相に習主席並みの「最高の接遇」を求め、韓国が難色を示しているのが原因だ。

 「韓国が中国の意向に逆らえない姿を安倍首相に見せつけるのが目的」と日韓関係筋。中国の意向を受け入れた形で日中韓会談を開けば対中傾斜論の再燃も必至で、朴氏は難しいかじ取りを迫られている。(共同/SANKEI EXPRESS

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