サイトマップ RSS

中国買収…名門ホテルもう使えない? 米国務省、情報漏れなど警戒 (2/3ページ)

2015.6.19 00:00

名門ホテル「ウォルドーフ・アストリア・ニューヨーク」の正面玄関。外見はシンプルだが、内装が美しく、ニューヨークの歴史的建造物に指定されている=2014年10月6日、米ニューヨーク(AP)

名門ホテル「ウォルドーフ・アストリア・ニューヨーク」の正面玄関。外見はシンプルだが、内装が美しく、ニューヨークの歴史的建造物に指定されている=2014年10月6日、米ニューヨーク(AP)【拡大】

 ウォルドーフは1893年の創業で、現在の建物は1931年に開業。49年に米ホテル大手、ヒルトン・ワールドの創業者が経営権を取得した。風格ある装飾の美しさから93年にはニューヨークの歴史的建造物に指定された。バラク・オバマ氏(53)ら歴代米大統領や政財界人らがこぞって利用し、外交史の重要な舞台にもなったほか、マリリン・モンロー(1926~62年)をはじめ、定宿に選ぶ大物スターも多くいた。

 毎年9月の国連総会シーズンには、米政府要人やサポートスタッフら数百人が、厳重に警備されたウォルドーフの2フロアを使ってミーティングを行うのがここ数十年間、通例だった。

 ところが昨年10月、ヒルトン・ワールドがウォルドーフを中国の保険会社、安邦保険グループに19億5000万ドル(約2400億円)で売却。ホテルの運営はヒルトンが今後100年間継続するが、今後、施設を大規模に改装するため、盗聴システムの埋め込みを含め、国連総会に関するさまざまな情報漏れの危険性が一気に噴出した。

日本政府も中止検討

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ