ケイティ・ペリーの東京体育館公演は4月25、26の両日とも完売し、延べ2万人を動員した。アメリカではセクシーさも売り物にしている女性アーティストが少なくないなか、彼女は30歳を迎えた今でも友人や恋人同士、家族連れでも楽しめるポップなエンターテインメントな世界を演出する。しかもユニークな服を着ていればステージに上げてもらえるとあって、客席の衣装も華やかだった。
見応えある衣装
オープニングは最新アルバムからの大ヒット曲「ロアー」。“ザ・プリズマティック・ワールド・ツアー”とあって会場には細いカラフルな光線が飛び交い、スクリーンには最新アルバムのタイトルであるプリズムが掲げられる。登場したダンサーが持つ矛はブラックライトで光り、ケイティの豹の顔をした衣装も両目が光る工夫がされていた。
プリズムがピラミッド、次にエジプト風の神殿へと変わると、ケイティは馬に乗って登場。この時のLEDや大道具、衣装が素晴らしく、荘厳な雰囲気に感動しながら「ダーク・ホース」や「E.T.」といった歌に聴き入ってしまう。