多彩な引き出しを誇るトラックに、言葉遊び満載のセンスあふれるリリック、毎回短編映画のように楽しめるミュージックビデオ。今年、大ブレーク必至の水曜日のカンパネラは、プロデューサーを含めた3人組のポップハウス・ユニットだ。3曲入りEP「トライアスロン」では、初めて外部プロデューサーとコラボした。主演、歌を担当するコムアイに話を聞いた。
新機軸を展開
「今まで出してきた4枚は同じラインで成長してきた気がするんです。なので、水曜日のカンパネラのイメージを既に持っている人に対して全然違う新機軸を出したくなって、プロデューサーを別に2人迎えてみました」
1曲目では従来のケンモチヒデフミが“dear 風呂”と悪魔の意をかけた「ディアブロ」を作詞作曲しているが、2曲目「ナポレオン」はOBKR(N.O.R.K.)と酒本信太による、ディスクロージャーをほうふつさせるクールなクラブサウンド。これまでのヒップホップのごとく言葉を詰めて展開するのではなく、透明感ある歌声で聴かせていく。