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【北陸新幹線】42年越しの夢 北陸路に輝き走る 東京-金沢 最短2時間28分 (1/2ページ)

2015.3.15 10:25

北陸新幹線が延伸開業し、金沢駅の真新しいホームに詰めかけた大勢の人たち=2015年3月14日午前6時6分、石川県金沢市(頼光和弘撮影)

北陸新幹線が延伸開業し、金沢駅の真新しいホームに詰めかけた大勢の人たち=2015年3月14日午前6時6分、石川県金沢市(頼光和弘撮影)【拡大】

  • 改札前に設置された舞台で、踊りを披露する芸妓=2015年3月14日午前、石川県金沢市・JR金沢駅(共同)
  • 2015年3月14日に延伸開業する北陸新幹線のルート

 首都圏と北陸を直結する北陸新幹線が14日、開業した。1997年10月に東京-長野が先行開業したが、新たに金沢まで延伸。金沢-長野は228キロで、新幹線の北陸到達は1973年の整備計画決定から42年を経て実現した。最速タイプの「かがやき」が東京-金沢を最短2時間28分で結び、これまでの上越新幹線と在来線の乗り継ぎより最大1時間23分の大幅短縮となる。沿線自治体間の交流拡大やビジネスの活性化などが期待されている。

 「この日を心待ち」

 この日早朝、各地では関連行事が行われた。金沢駅では、東京行き一番列車の発車時刻より1時間以上前の午前4時50分ごろから、新幹線の乗客や一目見ようと集まった人らが改札をくぐり、真新しいホームにあふれた。福井県あわら市の自営業、網田尚さん(44)は9歳の娘と東京へ。「この日を心待ちにしていた。新幹線は北陸の希望の星」と興奮を抑えきれない様子だった。

 先頭車両そばで開いた出発式では辻昭夫駅長(58)と、石川県を舞台に30日から放映が始まるNHK連続テレビ小説「まれ」のヒロインを演じる土屋太鳳(たお)さん(20)が、右手をまっすぐあげて出発を合図。新型車両W7系は静かに走りだし、ホームから歓声が上がった。

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