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待望の北陸新幹線、来月14日開業 「和」の流線形、みんなを笑顔に (1/2ページ)

2015.2.12 17:40

JR富山駅に進入する北陸新幹線の試運転車両=富山県富山市(恵守乾撮影)

JR富山駅に進入する北陸新幹線の試運転車両=富山県富山市(恵守乾撮影)【拡大】

  • 立山連峰を背景にJR富山駅を出発する北陸新幹線の試運転風景。延伸開業で新たな観光資源が脚光を浴びている=富山市(恵守乾撮影)
  • デビューを控えた北陸新幹線と引退間近の寝台特急「トワイライトエクスプレス」(右下)との一瞬の出合い。今春のダイヤ改正以降は見ることのできない、今だけの光景だ=2015年2月6日、富山県富山市(恵守乾撮影)
  • 北陸新幹線=富山県富山市
  • 北陸新幹線開業を待つJR金沢駅=2015年2月7日、石川県金沢市(恵守乾撮影)
  • 軽食などが提供されるグランクラス。シートに身を預ければ、包み込まれるような座り心地が味わえた=北陸新幹線の車内(恵守乾撮影)
  • JR長野駅の売店に並ぶ北陸新幹線グッズ=長野県長野市(恵守乾撮影)
  • 2015年3月14日に延伸開業する北陸新幹線のルート

 「わぁ、新幹線だ、かっこいい!」。7日に行われた試乗会でJR金沢駅(金沢市)に入線した北陸新幹線に子供たちの歓声が響いた。試乗会に参加できたのは、倍率77倍という“狭いトンネル”をくぐり抜けた2800人。長野に向かうピカピカの車両に乗り込んだ人々の笑顔から、新幹線への期待の高さが伝わってきた。

 新幹線、北陸へ。3月14日、長野-金沢間の開業で待望の超特急が北陸にやってくる。最速の「かがやき」は東京-金沢間を2時間28分で走り抜ける。山岳地帯が多く全区間の44%をトンネルというのも北陸新幹線ならでは。車窓から眺める立山連峰は絶景ポイントだ。

 「和」を意識し空色、銅色、アイボリーホワイトの3色で構成された流線形のスピード感あふれる外観。

 もちろん、車内も豪華な造りだ。1番の目玉は飛行機でいうファーストクラスの「グランクラス」。2人掛けと1人掛けの3席が6列並び、定員わずか18人。前後の間隔や座席の幅は、通常のグリーン車よりもさらに大幅なゆとりがある。シートは本革張りで、リクライニング角度は45度にも及ぶ。専任のアテンダントも乗車。すべてにおいて最高のおもてなしを提供する。

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