職人の丹念な仕事でつくられた和紙タオルは、表（写真右側）に和紙でできた糸のパイルが編み込まれ、自然素材の風合いが心地よい。裏（同左）は綿糸が出て、より柔らかな触感をもたらす＝２０１５年２月１７日（石原敏彦さん撮影、提供写真）【拡大】
【金賞】
■株式会社ディーフィット（まかないこすめ） 和紙タオル
１８９９（明治３２）年、金沢の華やかな街並みに創業した金箔（きんぱく）製造を出発点とし、古風な情趣を残す東京・神楽坂を拠点に和コスメブランド「まかないこすめ」を展開する。まかないとは、仕事場、台所や裏方などを意味し、金箔づくりに携わってきた女性の知恵を生かして、肌と心に優しいコスメを提供している。和紙タオルは、こより状にした和紙と綿糸を熟練の技で編み上げ、肌をいたわる入浴シーンにとっておきの時間を運んでくる。
プロモーションチームの杉山惠三子統括リーダーは「金箔づくりは高温、乾燥、無風という肌に負担のかかる環境で行われます。美しくありたいという女性の思いを身の回りの材料を使って自分の肌で試し、蓄積してきた知恵を『まかないレシピ』として集約し、古くから伝わる和の自然な素材や成分に着目したものづくりを進めています」と話す。
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