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友好のワイン 8000年の歴史 グルジア・トビリシ (4/4ページ)

2015.2.1 15:40

歴史的な建物と近代的な建物が同居する首都トビリシの街中。ソロラキの丘の頂上に向かってロープウエーが走っている=2014年12月23日、グルジア(黒川信雄撮影)

歴史的な建物と近代的な建物が同居する首都トビリシの街中。ソロラキの丘の頂上に向かってロープウエーが走っている=2014年12月23日、グルジア(黒川信雄撮影)【拡大】

  • 首都トビリシ市内の商店では、工夫を凝らしたグルジア産ワインのボトルが並ぶ=2014年12月23日、グルジア(提供写真)
  • 首都トビリシ中心部にある国会議事堂。グルジア国旗とともにEU旗が掲げられている=2014年12月23日、グルジア(黒川信雄撮影)
  • 首都トビリシの旧市街には、中世を思わせる石畳が続いている=2014年12月23日、グルジア(黒川信雄撮影)
  • 首都トビリシの旧市街を流れる硫黄泉=2015年8月1日、グルジア(黒川信雄撮影)
  • グルジア・首都トビリシ

 「ロシアは、自分たちの好きなようにやるのでしょう。でも私たちには私たちの道があります」。前出の女子学生は、そうも語ってくれた。

 冒頭で紹介したとおり、グルジアはワインの名産地だ。実はグルジアはワイン発祥の地といわれ、その歴史は8000年に及ぶ。かのクレオパトラもエジプトに渡ったグルジアワインをこよなく愛し、グルジアワインには「クレオパトラの涙」という別名があるほどだ。カフカス山脈に囲まれ、寒暖の激しい気候はブドウの生産に極めて適しており、グルジアに住む人々の歴史がそのまま、ワイン生産の歴史だといえる。

 ロシアとの関係が悪化した際、ロシアが真っ先に輸入を停止したのもワインだった。空港で差し出されたおみやげのワインは、まさにグルジアの「歴史」と「友好の証」そのもの。いつかEUに加盟をしたならば、欧州中の人々にこのワインがさらに飲まれ、愛されるに違いない。(黒川信雄、写真も/SANKEI EXPRESS

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