前社長の姿なく
記者「西久保前社長はなぜ出席しなかったのか」
有森「西久保社長は退任し、取締役も辞職した。承知していない」
かつては「航空業界の革命児」「空の風雲児」ともてはやされた西久保。IT企業「ゼロ」の創業者として名をはせ、2003年に当時経営難だったスカイマークに私財を投じて35億円を出資。その後、社長に就任し、高収益路線に集約することで経営を立て直した。万年赤字だったスカイマークだが、10~11年度には2年連続で100億円を超える営業利益をたたき出した。
一方、その経営方針が物議を醸したことも少なくない。「客の苦情は受け付けない」といったサービス理念を打ち出してみたり、機長や整備士の相次ぐ退職で大量欠航や整備トラブルを招いた。客室乗務員にミニスカートを着用させ、賛否両論を呼んだこともある。