「生きているうちに一度は見たい」と思いながらも、行ったから必ず見ることができるというものではないオーロラ。だからこそ人々を魅了する。ましてや宇宙から見るなんて想像もつかない。
東京都新宿区のコニカミノルタプラザで開催中の写真展「宇宙から見たオーロラ展2015」では、見たこともない宇宙からのオーロラの貴重な写真を見ることができる。今回が8回目となる宇宙オーロラ展は、国際宇宙ステーション(ISS)の滞在クルーが撮影したものを米航空宇宙局(NASA)がデータベース化。日本の宇宙開発機構(JAXA)に提供されたものをコニカミノルタが企画写真展として公開している。9点の写真のほか、これまで米のスペースシャトルやロシアのソユーズに搭乗して4度にわたる宇宙飛行ミッションを行ったJAXAの宇宙飛行士、若田光一さん(51)が撮影した写真6点も展示されている。
地球上では神秘的なカーテン状に見えることの多いオーロラだが、遠い宇宙から見ると必ずしもそうは見えない。
また、ISSは高度400キロくらいの上空を飛行しているため、地表から80~500キロの地点に出現するオーロラに突っ込んでいくような位置から撮影できることもあるという。