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宇宙から見たオーロラ展2015 樹氷とコラボ 冬空彩る (1/3ページ)

2015.1.21 11:45

12月中旬、樹氷とオーロラを撮影するチャンスがあった。タイミングが合わないとこのコラボレーションは非常に難しく、空きの湖面に映るオーロラよりはるかに難度が高い=2010年12月、カナダ・イエローナイフのイングラハムトレイル沿い(田中雅美さん撮影)

12月中旬、樹氷とオーロラを撮影するチャンスがあった。タイミングが合わないとこのコラボレーションは非常に難しく、空きの湖面に映るオーロラよりはるかに難度が高い=2010年12月、カナダ・イエローナイフのイングラハムトレイル沿い(田中雅美さん撮影)【拡大】

  • オーストラリアの南でISS(国際宇宙ステーション)-40から50ミリレンズを使って大規模オーロラをキャッチ。左側には地球に突き刺さるようなオーロラを、右にはISSから出ているロボットアームが映り込んだ。(C)Image_courtesy_of_the_Earth_Science_and_Remote_Sensing_Unit,NASA_Johnson_Space_Center
  • まるで幻想の世界にいるようなISS(国際宇宙ステーション)からの眺め。ちょうどオーロラ活動が高まりつつあるときで、磁力線に沿うオーロラの筋(カーテンのひだ)がはっきりと見える。夜明けが始まりつつある南インド洋ケルゲルン諸島から南オーストラリアへ向かう軌道。(C)Image_courtesy_of_the_Earth_Science_and_Remote_Sensing_Unit,NASA_Johnson_Space_Center
  • 組み合わせたカメラ3台によりVR360(全方位)でパノラマ撮影。オーロラと周りの環境全てが一度に撮影出来る最も適した手法だと思っている=2013年3月、カナダ・イエローナイフのイングラハムトレイル沿い(田中雅美さん撮影)
  • 約300度のパノラマ撮影でうねるオーロラが出現した。このオーロラは動きが速いので撮影するのが大変=2012年8月、カナダ・ヘイリバーのグレートスレーブレイク湖畔(田中雅美さん撮影)
  • カナダ上空のオーロラカーテンは、地表から数百キロメートル上空へ広がっているように見えます=2013年11月23日(若田光一さんのツイッターから、JAXA/NASA提供)

 「生きているうちに一度は見たい」と思いながらも、行ったから必ず見ることができるというものではないオーロラ。だからこそ人々を魅了する。ましてや宇宙から見るなんて想像もつかない。

 東京都新宿区のコニカミノルタプラザで開催中の写真展「宇宙から見たオーロラ展2015」では、見たこともない宇宙からのオーロラの貴重な写真を見ることができる。今回が8回目となる宇宙オーロラ展は、国際宇宙ステーション(ISS)の滞在クルーが撮影したものを米航空宇宙局(NASA)がデータベース化。日本の宇宙開発機構(JAXA)に提供されたものをコニカミノルタが企画写真展として公開している。9点の写真のほか、これまで米のスペースシャトルやロシアのソユーズに搭乗して4度にわたる宇宙飛行ミッションを行ったJAXAの宇宙飛行士、若田光一さん(51)が撮影した写真6点も展示されている。

 地球上では神秘的なカーテン状に見えることの多いオーロラだが、遠い宇宙から見ると必ずしもそうは見えない。

 また、ISSは高度400キロくらいの上空を飛行しているため、地表から80~500キロの地点に出現するオーロラに突っ込んでいくような位置から撮影できることもあるという。

「光のカーテン」多彩な表情

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