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【USA! USA!】(12)ワシントン州シアトル 「新旧」の文化が同居する街 (1/4ページ)

2015.1.27 11:15

巨大なトーテンポールがそびえるカジノ・リゾート「チュラリップ」。館内には先住民の文化を感じさせるさまざまな工芸品が展示されている=2014年10月17日、米ワシントン州シアトル(緑川真実さん撮影)

巨大なトーテンポールがそびえるカジノ・リゾート「チュラリップ」。館内には先住民の文化を感じさせるさまざまな工芸品が展示されている=2014年10月17日、米ワシントン州シアトル(緑川真実さん撮影)【拡大】

  • 先住民の文化を伝える観光施設ティリカム・ビレッジがあるブレイク島に向かう観光客ら。周辺の海は先住民にとって夏の漁場だった=2014年10月18日、米ワシントン州シアトル(緑川真実さん撮影)
  • カジノ・リゾート「チュラリップ」のギフトショップには、先住民のアートがデザインされた靴などが並んでいる=2014年10月18日、米ワシントン州シアトル(緑川真実さん撮影)
  • シアトル郊外にあるボーイング社のエバレット工場。巨大な機体の製造過程を見学することができる=2014年10月18日、米ワシントン州(緑川真実さん撮影)
  • 高級住宅エリアから眺めるシアトル中心部の夜景。ひと際目立つタワーはシアトルのシンボル、スペースニードル。1962年にシアトル万博にあわせて建設された=2014年10月19日、米ワシントン州(緑川真実さん撮影)
  • ティリカム・ビレッジのショップでドリンクを担当するダニエル。モンタナ州のアシニボイン族出身で、現在はシアトルに住み、毎日船で通勤している=2014年10月18日、米ワシントン州シアトル(緑川真実さん撮影)
  • 米ワシントン州シアトル。レーニア山(標高4392メートル)
  • シアトル・ワシントン州観光事務所のロゴ。www.seattlewa.jp(日本語、提供写真)
  • 知られざるアメリカを紹介する公式ガイドサイト。ディスカバー・アメリカ(提供写真)。www.discoveramerica.jp

 シアトル郊外のカジノ・リゾート「チュラリップ」に入ると、天井まで届く背の高い複数のトーテムポールに圧倒される。もとは北米の先住民が建てた柱状の木の彫刻。施設内は、ネーティブアメリカンの文化を伝える資料や絵画、置物であふれている。

 「チュラリップ」とは、シアトル周辺に住む先住民族の集合体の名前。2008年にオープンした施設はホテルに結婚式場、室内プール、エステサロン、ビジネス用の会議室も備えた総合リゾートだ。経営母体は先住民で、スタッフも先住民を多く雇用する。居留地に住む先住民が、保護政策のなかで得た権利で運営するカジノの一つでもある。

 「ラスベガスまで行かなくてもカジノが楽しめる。家族でくつろげる雰囲気を目指しており、最近はアジア系のお客さまも増えてきました」と、広報担当のアンドリュー・スネイブリーさんは話す。「食事やサービスのレベルは高い」(在留邦人)と地元でも評判だ。

 シアトルのあるワシントン州はノースウェストコーストと呼ばれる先住民族の文化圏に入る。先住民が北米大陸に来たのは1万年以上も前とされ、ワシントン州の地名や地域には、先住民がつけた名称が残る。

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