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韓国の「ゆがみ」あぶり出したナッツリターン (3/4ページ)

2015.1.6 15:45

12月17日、ソウル西部地検に出頭し、記者団に囲まれる大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョナ)前副社長=2014年、韓国・首都ソウル(共同)

12月17日、ソウル西部地検に出頭し、記者団に囲まれる大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョナ)前副社長=2014年、韓国・首都ソウル(共同)【拡大】

  • 韓国・首都ソウル

 「官民癒着」もやり玉に

 朝鮮日報(2014年12月16日)は別のコラムで、「財閥3、4世の経営参加が本格化した今、オーナーの子供らのとんでもない行動で企業全体を台無しにする可能性はますます高まっている」とし、大企業のその社会的リスクに対する備えが「ゼロに近い」と警鐘を鳴らした。中央日報(電子版、2014年12月25日)はコラムで、事件について「韓国経済のためにはよいことだ。3、4世オーナー経営者が抱えるリスクをありのまま見せたからだ」と開き直ってみせた。

 大韓航空と事件を調べる国交省の“癒着”もやり玉に挙がった。東亜日報社説(電子版、2014年12月16日)は、国交省の航空安全監督官16人中14人が大韓航空出身という「過度の偏向ぶり」を挙げ、「一つ釜の飯を食べた仲で、調査結果が公正に出るか疑問だ」と提起。国交省が当初、「趙氏まで聴取する必要はない」との態度だったとし、「大韓航空にほぼ牛耳られている国交省に真相究明ができるか疑わしい」と断じた。案の定、大韓航空OBの国交省の調査官が調査内容を大韓航空の常務に漏洩(ろうえい)したとして26日、検察に逮捕された。

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