2018年に韓国で開かれる平昌(ピョンチャン)冬季五輪の大会組織委員会が、ボブスレーとリュージュ、スケルトンのそり競技を1998年長野冬季五輪で実績のある日本で開催することを視野に国際競技連盟と非公式に協議していることが6日、関係者の話で分かった。長野五輪で使用された長野市の競技場「スパイラル」が候補とみられる。
アジアで唯一の施設
平昌五輪は財政難から準備の遅れが懸念されている。国際オリンピック委員会(IOC)関係者は「まだ協議している段階だが、日本に協力を求める可能性も出ている」と述べた。
8、9日にモナコで開催されるIOC臨時総会で審議される中長期改革「五輪アジェンダ2020」には、コスト削減や持続可能性の観点から、夏季、冬季を問わず例外的に一部競技を国外で実施することを容認する提案が盛り込まれており、承認されれば平昌五輪でも適用される。