一方、民主党支持層から民主党への投票は83.8%に上り、自民党へは1.7%にとどまった。ただ民主党支持層は縮小傾向にあり、実際の得票数は大幅に減少しているとみられる。
民主党と維新の党は候補者調整をしたものの、民主党支持層で維新の党に投票したと回答したのは4.3%だった。共産党に流れたのは4.2%、社民党へは2.4%だった。
≪経済政策 デフレ脱却が焦点≫
経済政策では、アベノミクスの継続により景気を立て直し、デフレ脱却を実現できるかが焦点となる。アベノミクスを構成する金融緩和と財政出動、成長戦略のうち、力不足と指摘される成長戦略の実効性をどこまで高められるかが鍵を握る。
足元では、消費税増税後に低迷する消費を早期に底上げできるかが課題で、新政権は家計支援策を盛り込んだ経済対策を年内にまとめる方針だ。
来年度の予算編成作業は、衆院選の影響で例年より遅れている。政府、与党は30日にも来年度税制改正大綱を、来年1月14日にも来年度予算案をそれぞれ決定し、14年度中の予算成立を目指す。