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【衆院選2014】無党派票分散 組織力で与党優位に (3/4ページ)

2014.12.15 09:55

雪が舞う中、衆院選の投票所に向かう有権者=2014年12月14日午後、山形県鶴岡市(共同)

雪が舞う中、衆院選の投票所に向かう有権者=2014年12月14日午後、山形県鶴岡市(共同)【拡大】

  • 【衆院選】無党派層の投票行動[比例代表]=2014年12月14日(共同通信社による出口調査)。※前回の「維新」は日本(にっぽん)維新の会
  • 【衆院選2014】党派別立候補者数=2014年12月2日現在。※諸派は幸福実現党など。議長、副議長は出身政党に含めた。
  • 【衆院選】アベノミクスによる経済指標の変化=2014年11月21日。※消費者物価指数、現金給与総額、実質消費支出は前年同月比増減率。2014年9月の消費者物価指数は消費税増税分を除く。
  • 【衆院選公示】党首の第一声分析=2014年12月2日
  • 【衆院選】攻防ライン=2014年11月21日。※議長、副議長は所属政党に含めた。みんなの党、生活の党から他党への移動を表明した議員は、新たな所属政党に加えた。
  • 【衆院選】衆院の党派別勢力分野=2014年11月21日、※解散時。議長、副議長は所属政党に含めた。みんなの党、生活の党から他党への移動を表明した議員は、新たな所属政党に加えた。

 一方、民主党支持層から民主党への投票は83.8%に上り、自民党へは1.7%にとどまった。ただ民主党支持層は縮小傾向にあり、実際の得票数は大幅に減少しているとみられる。

 民主党と維新の党は候補者調整をしたものの、民主党支持層で維新の党に投票したと回答したのは4.3%だった。共産党に流れたのは4.2%、社民党へは2.4%だった。

 ≪経済政策 デフレ脱却が焦点≫

 経済政策では、アベノミクスの継続により景気を立て直し、デフレ脱却を実現できるかが焦点となる。アベノミクスを構成する金融緩和と財政出動、成長戦略のうち、力不足と指摘される成長戦略の実効性をどこまで高められるかが鍵を握る。

 足元では、消費税増税後に低迷する消費を早期に底上げできるかが課題で、新政権は家計支援策を盛り込んだ経済対策を年内にまとめる方針だ。

 来年度の予算編成作業は、衆院選の影響で例年より遅れている。政府、与党は30日にも来年度税制改正大綱を、来年1月14日にも来年度予算案をそれぞれ決定し、14年度中の予算成立を目指す。

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