第47回衆院選は14日、投開票日を迎える。安倍晋三首相(60)=自民党総裁=が掲げる経済政策「アベノミクス」の評価をはじめ、集団的自衛権の行使容認や原発再稼働などを争点に、これまで舌戦が繰り広げられた。産経新聞とFNN(フジニュースネットワーク)の終盤情勢分析では、自民党が衆院の3分の2に当たる317議席をうかがう勢いにあり、民主党など野党側がどこまで巻き返せるかが焦点だ。
立候補したのは、295の選挙区に959人、11ブロックの比例代表(180議席)を合わせると1191人(重複立候補を除く)。「一票の格差」是正のため選挙区が「0増5減」となったが、前回の2012年衆院選の1504人に比べ大幅減となった。1日現在の選挙人名簿登録者数(有権者数)は1億424万9187人。
安倍首相は12日午後、山形県東根市で街頭演説し「経済を最優先に取り組んできた。どんな地域にも、中小企業にも景気回復の温かい風を届けていく」とアピールした。