小選挙区の投票先では、自民党がトップの31.7%(同32.4%)、2位が民主党の28.5%(同27.1%)、3位が共産党の18.8%(同9.4%)、続いて維新の党11.2%。ここでも自民党の堅調と共産党の好調ぶりが示された。
出口調査によると、自民党支持層のうち、比例代表で自民党に投票したとの回答は79.4%に達した。民主党に流れたのは3.0%にすぎず、自民党が支持基盤をしっかり固めている現状を浮き彫りにした。
民主党に政権の座を明け渡した2009年の衆院選時の調査では、自民党支持層から自民党への投票が53.7%だったが、政権に返り咲いた12年の衆院選では81.0%に盛り返した。今回も前回水準を維持した形だ。
連立を組む公明党への投票は7.3%で、自公選挙協力が一定程度進んでいる印象を与えた。維新の党への投票は5.1%、次世代の党へは2.7%だった。公明党支持層は95.4%が公明党に投票した。