民主党の海江田万里(かいえだ・ばんり)代表は静岡市で演説し「一握りの人をますます豊かにし、格差を固定化してしまう。そんな政治が許されるはずがない」とアベノミクスを批判した。
維新の党の橋下(はしもと)徹共同代表はテレビ番組で「税金を中低所得者に回す発想が欠けている」と政策の修正を求めた。
公明党の山口那津男(なつお)代表は東京都内で「賃上げやベースアップをする企業がたくさん現れた」と成果をアピールした。
次世代の党の平沼赳夫(たけお)党首はテレビ番組で、アベノミクスを評価しつつ「成長戦略の具体性に乏しい」と指摘した。
共産党の志位(しい)和夫委員長は集団的自衛権や特定秘密保護法に触れ「安倍政権の2年間は強権体質で傲慢だ」と批判。アベノミクスをめぐり生活の党の小沢一郎代表、社民党の吉田忠智党首は「格差の拡大」をもたらしたと非難し、新党改革の荒井広幸代表は評価した。
≪「激戦」愛知3区 見えない有権者動向≫
愛知県は「民主王国」といわれ、2009年の前々回衆院選では民主党が全15選挙区を独占した。前回12年の衆院選では、民主党への逆風に乗じて、自民党が逆に13選挙区で勝利した。衆院選の行方を占う、注目選挙区を訪れた。